もし願いを一つだけ叶えてもらうとしたら

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あれも欲しいし、これも欲しい。こうなりたいし、ああなりたい。
人には沢山の夢や叶えたい欲望というものが存在しています。
かくいう私も叶えたい事柄は沢山あります。
例えば、小学生の頃からずっと羽根がほしいと思っています。所謂鳥のような白い翼がです。
空を自由に飛んでみたいし、ゲームに出てきたキャラみたいにきっと綺麗だから。
例えば、どこかの異世界に召喚されたい、というのもあります。
ここではないどこかで、まるでゲームの主人公のように勇者だ英雄だと称えられモンスターをバッタバッタと倒す...。

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例えば、暗黒の世界からの追跡者から追われ、闇の力が目覚めてどうとかこうとか。

それらはすべて子供の頃に願ったことで、きっといつか実現すると思っていたこともありました。

けれど、もし、もし本当に一つだけ神様が願いをかなえてくれるならば。私は何を願うだろうかと考えました。そうして出てきた答えは、子供の頃に戻りたい、でした。
決して今が不満や不幸というわけではなく、夢を諦めてしまった事が唯一の心残りだからです。
私は小学生の頃から夢を一つ持っていました。初めて見たアニメで、その存在を知ってからずっと夢を見続けていました。
その夢とは、声優になること、でした。声優になって、この世には存在しない勇者やお姫様、可愛い女の子や凛々しい騎士など、様々な自分になりたいと思い続けていました。
小学生の頃声優という職業に出合ってから、卒業文集も二十歳の自分へ宛てた手紙も全て声優になりたいというメッセージを綴ったのを覚えています。

けれど、その夢は高校を卒業する寸前に諦めざるを得ませんでした。
ずっと応援していてくれた両親が私を東京へ行かせる資金がないと打ち明けたからです。
理由としては、私の家は農家で、両親の結婚が遅く祖父母が働けない程のお年寄りで、子供二人を養い、私と兄を私立の高校へ入れたからでした。
農家と言っても電照菊を両親だけで栽培し、祖父母と子供二人を養っていくのはとても大変で、私の高校卒業を機に働いてほしいと言われました。

なので、もし過去へ戻ってやり直せるのだとしたら私は私立なんかへ行かず公立の高校へ入りバイトをして家計を助け、貯めたお金で東京へ行って声優の学校へ通いたいです。
今も声優さんが大好きで、自分の周囲の友人より声を聞き分けることには自信があります。
自分と同い年の声優さんの声を聴くと、もしあの時ああしていれば私も声優になれていたかもしれないなあ、と思うこともあります。
なので、もし神様がひとつ願いをかなえてくれるのならば、私は過去へ戻って色々やり直して声優の道へ進みたいです。